ラベル新聞 - ユッシ・ヴァンハネン インタビュー 

L9 共通フォーマットで環境対応を

昨今、急速な地球資源の使用に伴い、同資源の枯渇が進んでいる。また、原材料のインフレも進んでおり、20年以降はかなり厳しい状況に陥ることが予想される。

環境問題と言っても多岐にわたるが、ブランドオーナーや小売が最も注視しているのが、地球温暖化。ラベルについては、フィルムラベルは地球温暖化への影響が大きいが、紙ラベルは、植林活動にも活用できることから、トータルで考えると環境への付加は比較的少ない。

全体のライフサイクルを考えて、ラベル業界のサプライチェーン全体で、環境問題に取り組んでいく必要がある。

さて、原材料や資源の使用はどう測定してどう改善すべきか。メーカーが自社製品の環境への影響を考えるには原材料の選定や最適な取り回し、生産効率、物流の最適化、使用する際の環境への影響、製品寿命、使用後の仕組み、新しい構想の開発、というように、商品全体のライフサイクルを考えなければならない。

すでに主要なブランドオーナーや小売は、製品や工場について環境に対する細目の提出を要求しているが、報告内容は統一化していない。項目をそろえることで、各社の作業軽減につながる。これを実現するには、メーカーが強調して統一のフォーマットを構築すべきだ。特に、粘着紙メーカーにおいては、L9傘下団体の協力により、剥離紙や表面基材、粘着材などを、環境に負荷をかけない共通フォーマットで開発を進めることが可能なはず。業界が一体となって統一フォーマットの構築を進めたい。この観点では、ラベル表面基材の選定によって環境パフォーマンスは大きく異なる。より薄く軽い材料を選択すべきだろう。また、粘着材の選定においても、リサイクルに負荷をかけない材料の選択が重要。ひとつひとつ検証しつつ取り組んでいきたい。

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